高急グループ漆工芸室 > 茶道用自由型二重棚の制作

茶道用自由型二重棚の制作

作業開始 2008.02.01〜

☆ 卒業制作の課題として、ストックのある桐の集成材が利用できるもの考えました。茶道で使う棚物として自由型の二段の棚を設計しました。各流派でそれぞれの時代のお家元が好んだ形があるのですが、そのまま再現したのでは自由制作として独自性がないので、いくつかの棚デザインを参考にしながらあまり奇抜にならない程度で自由型を考えました。


作業日付写真など作業メモ
2008.02.06
   まで

・六角形の亀甲棚、八角形の寿棚などを参考にしています。下段が六角形、中断が蛤形、上段が八角形の計画です。六角のデザインをやめて113系の外周型にすることも考えています。

2008.02.21
・桐集成材材の切り出し作業を行いました。

・六角形を切るときに少し失敗をしたので、結局電車型になりそうです。

・その他、柱の寸法も少し変更しています。


2008.02.26
   まで

・部品を接続するためのダボを作りました。

・材料は直径8mmのラミン製丸棒です。長さ24mmに仕上げています。

作業日付写真など作業メモ
2008.03.01

・ダボの穴開け作業を行いました。

・直径8mmの木工用ドリルビットをミニボール盤に取り付けて、柱の穴開けテストをしているところです。

2008.03.01

・柱の穴開け作業が終わりました。

・柔らかい材料なので比較的かんたんに開けることができました。

2008.03.01

・2本の柱の穴の位置合わせを確認してみました。

・向かい合わせでダボが合うようになっています。

2008.03.01

・難関は棚板に横方向から開ける穴です。ボール盤を使って開けるなら、棚板を立てて固定し、上から開けるようにする必要があります。

・幸いにもこのミニボール盤は、ドリル駆動部とテーブルを反対方向に向けることができるので、高さを合わせることができれば何とかなるだろうと、このようなセッティングを考えてみました。

・ボール盤を置いているのは「こたつ」です。後ろに砥石や鉄アレイなどで押さえておきました。
・棚板はボール盤用万力に垂直に固定します。
2008.03.01

・手で支えながら穴を開けているところです。

2008.03.01

・別の棚板を開けているところです。

2008.03.01

・穴あけが終わりました。

・ダボをはめてみました。
2008.03.01

・全体を仮組みしてみました。

・棚板の形の加工はこれからです。
2008.03.01

・上段の空間は高さが五寸二分です。

・下段の空間は高さ一尺強です。

作業日付写真など作業メモ
2008.03.05

・棚板の形を加工しています。

・これは中段の形を蛤型に加工中です。
・外側のRは両刃鋸をたわませて引いています。
・内側は糸鋸、紙ヤスリなどで整えました。
2008.03.05

・棚板の形ができあがりました。

・中段は蛤型です。
・下段は電車断面にしてしまいました。
2008.03.05

・全体を仮組みして棗を置いてみました。

・ここで見ているとあまり感じないのですが、座敷へ置いてみると板の厚さが目立っていて、全体にゴツいイメージが強いようです。
・板厚は9mm程度にした方がよいと指導を受けましたので、これは一旦置いておくことにして、材料を調達して再度作成することにします。
作業日付写真など作業メモ
2008.04.20

・近所のホームセンターへ行って厚さ9mmのシナベニヤを購入してきました。
600×900の大きさで1320円でした。
2008.04.26

・今日はガレージで棚板切断を行いました。自動車を外へ出して空いたスペースで作業です。
先日購入したt9シナベニヤ合板を切ります。丸鋸スタンドで長めの柱になる材料を切り出したあと、棚板を切り出すことにしたのですが、マルノコスタンドの作業面積が不足で作業しにくいため、スタンドからはずして手持ちで切断しました。しかし左利きの自分には手持ちではどうも使いにくいのと、鋸刃のフレが影響して正確に切れません。
2008.04.26

・結局、胴付鋸を使って手作業で切ることにしました。

・左利きの足のポジションですが、胴付鋸を右利きの握りで使ってます。

・利き手としては左利きなんですが、右も使うようになってしまっているので、両手引きをするときは右利き握りになってます。片手で引くときは左手で引きます。
2008.04.26

・胴付鋸で切断中の様子です。

・これは左手で鋸を持って、右手でデジカメを持って撮影しました。カメラは右勝手に作られているので、右利きの人はできない芸当ですね。

2008.04.26

・あとは鉋とドレッサーで仕上げて概略できあがりです。

・棚板の内側曲面部の仕上げがまだできていません。
2008.04.27

・棚板の内側曲面部を仕上げました。

・そのあと接合用の穴あけを前回と同様な方法であけました。棚板の厚さが9mmなので、接合ダボは5mm径とし、穴は4.8mmで少しキツめにしています。
2008.04.27

・全体を仮組みしてみました。

・板厚を薄くした分、スッキリしたできあがりになっているようです。

・ダボが細くなったので、接合部がかなり不安定で、触れるとユラユラと揺れます。中段にヒレをつけるように予定しています。
2008.04.29

・ヒレ と呼ばれる部品を作ります。

・同じ9mmシナベニヤの切れ端で作ることにしました。もう少し薄い材料の方がスッキリしてよいそうですが、材料があるので有効利用したいと思います。

・先にホゾになる部分を仕上げました。
2008.04.29

・飾りの曲面に切り出します。

・4/0番の金属用鋸刃をつけた糸鋸で切り出しました。

2008.04.29

・糸鋸作業が終わったところです。

2008.04.29

・曲面の仕上げや、ホゾ部分の仕上げをしてヒレの完成です。

2008.04.29

・柱と棚板の内側に、ホゾ穴を掘りました。

2008.04.29

・ヒレを付けてみたところです。

・少しゆるくなってしまったようです。

・木地の専門職の方の話では、ヒレは力を持たせる補強材ではなく、飾りと考えた方がよいということです。
2008.04.29

・下段の地板は前に切り出した厚さ18mmの桐材を流用しています。

・縁の部分を面取りしました。

2008.04.29

・全体を仮組みして棗を置いてみました。

・ヒレが見えるように中段を撮影してみました。

・これで一応、木地のできあがりとします。

2008.04.29

・塗り作業は、バラして部材の状態で塗ります。普通の板モノとして扱えますので、取り回しが容易になります。仕上げは「溜の真塗り」に挑戦する予定ですが、最終的に呂色仕上げになりそうな予感がします。

・塗り終わってから組み立てて完成とします。分解組立が可能なようにすると収納がスペースをとらなくて良いのですが、木地の精度があまりよくないので頻繁な分解組立には耐えられそうにありません。したがって、組み付けて棚状態にして保存することになりそうです。


長くなってきたので、続きは別のページとします。下のリンクから 茶棚の制作 2へどうぞ。

高急グループ表紙へ戻る   目次へ戻る  茶棚の制作 2へ