カルダン駆動装置とは、主電動機をバネ上の台車枠に固定装架し、車軸との変位を可撓式継手によって許容した動力伝達装置です。昭和27年頃から大手私鉄各社で研究が進められてきて、昭和28年11月に登場した営団地下鉄300形を嚆矢とする高性能電車のスタイルが確立しました。
いくつかの方式がありますが、主に「中空軸平行カルダンたわみ板継手式」と「歯車形たわみ軸継手平行カルダン式」が用いられています。前者は、電機子軸を中空(パイプ状)にして、その中に「ねじり軸」を通し、電機子軸−ねじり軸−駆動歯車装置を「たわみ板継手」で接続する方式です。後者は電機子軸と駆動歯車装置の間を「WN継手」で接続する方式です。最近では東洋電機の開発した「中実軸平行カルダンTD継手式」という方式もあります。
チョッパ制御やVVVF制御の電車などでも、駆動方式はこれらの方式によっていますが、サウンド的にはモーター音の変化が大きく聞こえますね。ここではVVVF制御でない私鉄電車を扱うことにします。
(1998.10.14)
さようなら、ありがとう… 引退記念! 京阪電鉄1900系の走行音を掲載しました。(2008.10.12)
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【 録音日時 】 2007(H19)年4月8日 【 録音機材 】 SONY TC-D5 / ECM-717 【 録音場所 】 京阪電鉄 本線 S1800Z 普通 丹波橋 → 深草 【 録音車両 】 1992号 主電動機 MB3005D 108KW 【 駆動方式 】 歯車形たわみ軸継手平行カルダン式 【 制御方式 】 電動カム軸式 直並列抵抗制御・弱め界磁制御 |
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大阪城公園に花見へ行った帰り、京橋から京阪特急で帰ってきたのですが、丹波 橋でふと待避していた普通を見ると、なんと特急色1900系ではありませんか! のんびり8000系特急にすわっている場合ではない! 急いで降りて1900系 普通へ乗り換えました。目当ては中間の1992号車です。もし機会があったらと カバンに入れていたTC-D5を録音状態にしてからマイクをセット。ECM-717をつない でいたので、とりあえずこれで録音することにしました。 編成の中で1992号を録音に選んだのは、1900系の中でもFS327台車・ 三菱製主電動機・WN駆動を持つ特異な存在で、京阪のWN駆動サウンドを聞いて みたかったからです。しかし、後で調べてみるといつの頃からか台車がKS70に 交換されているようで、駆動装置も東洋製中空軸平行カルダンたわみ板継手式に変 わっている可能性が高いようです。これまではWN駆動車を意識して乗車したこと がなかったので、この録音がどちらなのかよくわかりません。東洋製駆動装置なら 主電動機はTDK-809Aということになります。 サウンドは丹波橋駅を発車するところからです。曲線分岐を通過して本線に合流 すると加速、墨染駅へは上り勾配です。墨染めを出るとSカーブで疏水を渡り下り 勾配で一気に加速しますが、藤森駅手前で一旦45Km/hに減速しゆっくりとホームへ 入ります。深草まではゆっくりと走り、待避はないので直線側へ入ります。HB-1500 コンプレッサの音が一番やかましいようです。 とりたてて特徴のあるサウンドではありませんが、1900系の静かな走りをお楽し みください。 2008.10.12掲載/2008.10.17写真掲載 |
WMA形式 阪急電鉄 6330系(6330号) (9分03秒 8772KB)
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【 録音日時 】 2007(H19)年3月21日 【 録音機材 】 SONY TC-D5 / ECM-717 【 録音場所 】 阪急電鉄 京都線 長岡天神 → 高槻市 【 録音車両 】 6330号 主電動機 TDK8580A 150KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン TD継手 【 制御方式 】 電動カム軸式 抵抗制御・界磁チョッパ制御 |
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しばらく屋根裏にしまいこんでいたTC−D5を、1月になって引っ張り出し、 テスト録音を兼ねて持ち出しました。本体は無事ですが肩掛けとケースが見つかり ません。ケースは劣化したので処分したような記憶がありますが、肩掛けベルトは どこへいったかなぁ…。動作テストをしてみたところ、録音はできるようです。再 生時は本体スピーカから音が出ませんが、ヘッドホンモニターはできるようですし、 テープの走行も安定しているようです。この日は日曜日ですが仕事があったので出 勤して、そのついでに録音と模型屋さんに行ったときのものです。 何を録ろうという、さしたる目標ではなく、とりあえず乗った電車を録って様子 をみる程度だったのですが、たまたまタイヤフラット状態の車輛に乗り合わせたた め、ネタとしてはこれも面白いのではと考えたものです。走行音としては邪道かも しれませんが、狙って録れるものではないので、チャンスとして録ってみました。 桂駅乗車後からフラット音がしていたので、途中からテープを回して、このファ イルでは長岡天神到着前から高槻市まで1停車駅間を掲載しています。モーターサ ウンド的は7300系とほぼ同じ足回りで、阪急京都線では特に珍しいわけではあ りません。 カタカタとロングレールを走るタイヤフラット音をお楽しみください。m(^_^;)m 2007.03.22掲載/2007.11.23解説掲載 |
WMA形式 阪急電鉄 2300系(2301号) (8分15秒 7989KB)
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【 録音日時 】 1997(H9)年7月14日 【 録音機材 】 SONY MZ-R3 / ECM-717 【 録音場所 】 阪急電鉄 嵐山線 嵐山 → 桂 【 録音車両 】 2301号 主電動機 TDK812−A 150KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン たわみ板継手 【 制御方式 】 電動カム軸式 抵抗制御・界磁チョッパ制御 |
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嵐山線で余生を送っていた阪急2300系第一編成も、とうとう最後の日が近づ いてきました。平成17年10月19日をもって「勇退」することになったのです。 鉄道友の会のローレル賞が制定された最初の年に、2000系と2300系がとも に受賞したのは1961(S36)年ですが、登場したのは1960(S35)年なので45年間の活 躍ということになりました。この間、冷房化工事で屋根上が変化しましたが、車体 の基本形はまったく変わらず、表字幕なしの阪急スタイル原型を保ち続けました。 登場時の制御装置は複巻主電動機4個直列接続で界磁抵抗器をトランジスタ増幅器 によるサーボモータ制御を行うという方式をとり、後に登場した特急用2800系 も同様の制御となっていました。定速制御指令が設定され、特急運用で桂〜相川あ たりを105Km/h 指令のまま走り続けていたのが印象に残っています。その後、冷房 化工事と併せて制御装置改造が行われ、分巻界磁制御の部分をチョッパ方式とされ ています。 サウンドは嵐山発 → 桂行き普通の2301号運転台寄りで録音したものです。 本線のように105Km/hまで加速することはないので、比較的静かなサウンドです。 録音が夏の時期だったので冷房装置が動いていますが、非冷房時代のファンデリア の方がうるさかったような印象があります。 2301×4Rの台車はFS333なので、2300系多数派のFS345とは若干乗り心地が 異なるのかもしれません。そういえばTc車の搭載されているコンプレッサD3N 系の音も貴重品ですが、Mcで録音したので残念ながら聞こえてこないですね。 なお、サンプリングレートを128Kbpsにしたのでサイズが大きくなっています。 2005.09.19掲載 |
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【 録音日時 】 1997(H9)年7月14日 【 録音機材 】 SONY MZ-R3 / ECM-717 【 録音場所 】 阪急電鉄 京都線 長岡天神 → 水無瀬 【 録音車両 】 2311号 主電動機 TDK812−A 150KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン たわみ板継手 【 制御方式 】 AFEチョッパ制御 |
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阪急2300系の中で汽車会社製エコノミカル式空気バネ台車KS65Aを装備 した2311号です。録音した頃の編成は、2311-2331-2361+2312-2332-2362 で、 大阪側2両の2311-2331 が東洋電機製AFEチョッパ制御(RG-608-A-M)の長期試験 車とされていました。制御装置はMc車となる2311号に搭載され、リアクトル など特徴的な床下機器を持っていました。 サウンドは梅田行き快速運用に就いていたものです。運転台寄りで録音したので チョッパのサウンドはあまり大きく入っていません。どちらかといえばKS65A の音を楽しんでください。桂駅で乗務員交代のとき、電制の効きが悪い・・などと 会話されており、あまり歓迎されていない編成のようでした。 写真は1999年11月3日嵯峨野エクスプレス運用で活躍したときです。 2005.01.30掲載 |
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【 録音日時 】 1997(H9)年7月23日 【 録音機材 】 SONY MZ-R3 / ECM-717 【 録音場所 】 阪急電鉄 京都線 東向日 → 西京極 【 録音車両 】 2311号 主電動機 TDK812−A 150KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン たわみ板継手 【 制御方式 】 AFEチョッパ制御 |
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上と同じ2311号ですが、こちらはチョッパ音を中心に録音したものです。 2005.01.30掲載 |
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【 録音日時 】 1997(H9)年10月16日 【 録音機材 】 SONY MZ-R3 / ECM-717 【 録音場所 】 阪急電鉄 京都線 西向日 → 西京極 【 録音車両 】 2331号 主電動機 TDK812−A 150KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン たわみ板継手 【 制御方式 】 AFEチョッパ制御 |
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上記2311×6連のAFEチョッパ車2331号です。こちらには主制御器を 搭載していないので、チョッパサウンドは隣の2311号から漏れ聞こえてくるも のです。2001年3月に、そのままの番号で電装解除されてT車となり、2307の 編成へ組み込まれてしまいました。その後、2003年12月に廃車されています。 サウンドは西向日→東向日→桂→西京極の4駅間を入れています。桂→西京極間 はロングレール化されておらず、ジョイントの音が楽しめる区間です。 写真は1997年3月12日撮影、左から2両目が2331号です。 2005.01.30掲載 |
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【 録音日時 】 2003(H15)年8月30日 【 録音機材 】 AIWA HS-JS570 / ECM-909 【 録音場所 】 秩父鉄道 本線 寄居 → 武川 【 録音車両 】 3002号 主電動機 MT54 105KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン たわみ板継手 【 制御方式 】 電動カム軸式 直並列抵抗制御・弱め界磁制御 |
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JR東日本から165系を導入したもので、秩父線内の急行用車両として改造が 行われています。特に前面は貫通路をふさぎ、前照灯を尾灯と一体の角形にし、正 面に表字幕を設置しています。車内はクロスシートのままで、トイレは撤去されて います。機器的には抑速ブレーキの撤去、中間Mにパンタが増設されダブパン仕様 になっています。主電動機は出力を若干抑えてあるようです。 サウンドは熊谷行きの急行「秩父路4号」で、寄居から武川まで全区間入れてし まいました。桜沢まではレールが25m の相互式継ぎ目になっています。桜沢から永 田までは50m ロングレール、永田から武川までは25m 相対式となっており、この区 間で3種類のジョイント音を聞くことができます。 運転最高速度は80Km/h程度で、走り出せば165系そのもの。大糸線を走る急行 アルプスのような感じですね。録音した3002号は、元クモハ165-82です。 写真は8月29日に三峰口で撮影した3003の編成です。 2003.09.15掲載 |
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【 録音日時 】 2003(H15)年8月29日 【 録音機材 】 AIWA HS-JS570 / ECM-909 【 録音場所 】 秩父鉄道 本線 武州荒木 → 東行田 【 録音車両 】 デハ1006号 主電動機 MT46A 85KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン たわみ板継手 【 制御方式 】 電動カム軸式 直並列抵抗制御・弱め界磁制御 |
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秩父鉄道旅客車の主力系列であり、国鉄の101系を若干の仕様変更を行って導 入されたものです。国鉄新性能電車の伝統を示す貴重な存在であり、MT46系主 電動機による高速運転と25mレールのジョイント音は、「国電の時代」を彷彿と させるものがあります。ただし、ここでは出力を若干抑えてあるようです。 サウンドは羽生から熊谷まで録音したものの中から、速度、時間の手頃な区間を 選びました。運転最高速度は80Km/h程度まで出すようですが、この区間では70Km/h 程度でノッチオフしています。停止用発電ブレーキも健在です。デハ1006号は 1959年近畿車両製で、秩父の1000系の中では一番古いものになります。 写真は8月30日に大麻生付近で撮影した1004の3連です。入線時の色は黄色地 に茶色帯の秩父鉄道電車色でしたが、1993年より現在の色になりました。1994年か らは編成両端の運転台付き車両デハ1000・クハ1200に冷房工事が行われ、 元クモハ100形のデハ1000形は運転台側にパンタを増設し、ダブパン仕様と なっています。冷房を使わない時期は片方下げているのでしょうか・・・? 2003.09.13掲載 |
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【 録音日時 】 1996(H8)年7月31日 【 録音機材 】 SONY MZ-R3 / ECM-717 【 録音場所 】 阪急電鉄 京都線 東向日 → 西向日 【 録音車両 】 2319号 主電動機 TDK812−A 150KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン たわみ板継手 【 制御方式 】 電動カム軸式 直並列抵抗制御・界磁チョッパ制御 |
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20年以上も通勤でお世話になっている2300系です。初期には磁気増幅器を 使った定速度制御を備えていましたが、1981年から界磁チョッパ制御に改造さ れました。モーターはそのままですので音源的には大きな変化はないようです。 同じ頃登場した神戸線2000系は起動時にカン高い音から始まるようですが、 2300系ではわりと低音から起動するようです。東芝モーターWN継手とTDK モーターたわみ板継手のちがいでしょうか。2300系にはAFEチョッパ車があ りますが、今回はノーマルな編成の音です。 1998.10.14掲載
データをRealAudio形式からMP3形式にしました。 |
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【 録音日時 】 1979(S54)年12月14日 【 録音機材 】 SONY TC-D5 / ECM-990 【 録音場所 】 名古屋鉄道 河和線 知多武豊 → 知多半田 【 録音車両 】 7092号 主電動機 TDK825/3−A 75KW 【 駆動方式 】 中空軸平行カルダン たわみ板継手 【 制御方式 】 電動カム軸式 直並列抵抗制御 |
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パノラマカー運用の座席指定特急「犬山159号」4号車で録音したものです。 高性能電車初期の昭和36年に誕生した7000系は、75KWの小型高速電動機、オー ルM編成、カルダン駆動に発電ブレーキと、当時の定番といえる走り装置セットを 持ち、長年名鉄の看板列車として存在してきましたが、パノラマスーパーの増備に より本線特急の座を明け渡す時代になったようです。それでも、同時期登場の他社 車輛に比べ、まだまだ元気なところが嬉しいですね。 7092号の編成は昭和49年に8次車として6連で登場し、S形ミンデン台車 を履いた比較的新しい車輛です。知多武豊到着時の発電ブレーキ音、発車直後のT DK小型高速電動機のカン高い起動音、打鐘式警報機、1分あまり続く短尺レール のせわしないジョイント音などが聞き所です。 1999.08.11掲載
データをMP3形式に変更し、駅間全部を入れるようにしました。若干の時間 |