623/641 NBC01632 山内 祐 【京阪】詳細編第2稿 過去の通勤車 166L
(17) 92/12/31 22:22
7.車両詳説:通勤車 #44
7.1 過去の通勤車 #45
7.1.1 2000系(スーパーカー) #46
形態:18m級・全金属製車体
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● ● Mc1 2000形 ● ● ● ● M 2100形 ● ●
1次車
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● ● Mc1 2000形 ● ● ● ● M 2100形 ●
2次車
イラストは2000形の車体長が異なりますが、実際は1・2次車とも同じ車体長で、
窓寸法・窓配置のみが異なります。
先頭形状:3枚窓半流 内開き貫通扉 埋込式大型前照灯 2灯
側窓寸法:幅900mm×高900mm 上段下降 下段上昇 1次車
幅800mm×高950mm 上段下降 下段上昇 2次車
客扉寸法:幅1300mm×高1800mm
主電動機:直流複巻 150V 75kW×4 4S接続 歯車比 6.50
駆動装置:中空軸平行カルダンたわみ板継手
制御装置:電動カム軸式 抵抗制御・磁気増幅器式界磁制御 4M1C
制動装置:HSC−R 回生制動併用・電磁直通空気ブレーキ
台 車:油浴円筒案内式 下枕空気バネ KS−58
エコノミカル式 上枕空気バネ KS−63・KS−63A・KS−63C
KS−73C
アルストム式 下枕空気バネ FS−327A
側梁緩衝ゴム式 上枕空気バネ FS−337・FS−337A
製造:昭和34年〜41年(1959〜1966) 川崎車輌・ナニワ工機
両数:2000(Mc1) 奇数車 京都向き 34両 2001〜2067
2000(Mc2) 偶数車 大阪向き 34両 2002〜2068
2100(T) 中間付随車 5両 2101〜2105
2100(M) 中間電動車 27両 2106〜2132
合計100両
経歴: 昭和30年代に入って各私鉄では通勤輸送の改善として、小型高速回転主電動
機を用いた高加減速性能の車両を登場させました。京阪では昭和32年に、試作
通勤車といえるTc車1650形を新造、1651+1652 が昭和34年に電装されて
次期本格的通勤車の基礎となるデータを提供しました。
2000系スーパーカーは、昭和34年に高加減速性能を持つ高性能通勤車と
して1次車24両が製造されました。2001〜2009・2015〜2017 がナニワ工機製で
FS-327A 、2010〜2014・2018〜2024が川崎車輌製でKS-58をはいて登場しました。
当初は全電動車方式で計画され、その性能をいかした「スーパー運用」が組まれ
ていましたが、編成の長大化により2次車では中間車2100形2101〜2105が未
電装の付随車として登場しました。その後増備が続けられ、2001〜2068、2106〜
2132が電動車で製造、合計100両の勢力を誇るようになり、特急以外の各列車
に使用されるようになりました。
昭和44年、2059〜2068は編成の長大化に伴い、運転台撤去をして中間電動車
2100形の続番に改番され2133〜2142となり、付随車で登場して結局電装されなか
った2101〜2105はTの形式が与えられ、昭和47〜48年に2151〜2155に改番さ
れました。また、2200系のTc車2251〜2253を運転台撤去T化の上、2156〜
2158として編入したため、最終的には次のように103両の世帯となりました。
2000(Mc1) 奇数車 京都向き 29両 2001〜2057
2000(Mc2) 偶数車 大阪向き 29両 2002〜2058
2100(M) 中間電動車 37両 2106〜2132・2133〜2142
2150(T) 中間付随車 8両 2151〜2155・2156〜2158
合計103両
各駅停車および区間急行を主体に運用されていた2000系ですが、昇圧に際
しては複雑な制御方式の改造が困難なため廃車扱いとし、利用できるものを徹底
的に利用して寝屋川工場で2600系として生まれ変わることになったのです。
特徴: 車体は卵形断面、戸袋窓のない1300mm幅両開き3扉の軽量車体で、京阪の一時
代を築いたスタイルです。1次車はd1D3D3D1の窓配置で 900mm角の正方形の窓が
特徴です。2次車では中間車との窓配置の関係から800mm×950mmの伝統的寸法に
戻され、Mc車d1D3D3D2、 M車2D3D3D2 の窓配置となりました。前面はゆったりと
した曲面の半流タイプで、貫通扉を挟んで運転士側が1枚窓Hゴム支持、車掌側
が上段固定下段上昇の2段窓で、前照灯は窓上部に左右に2個振り分けられて埋
めこまれ、幌吊り装置付きの貫通幌や妻面から飛び出した旧形の標識灯など、い
わゆる「京阪顔」を形成しています。車内は淡緑の化粧板で緑色のロングシート
の通勤車標準仕様です。
走り装置は前記1650形でテストされたものを若干改良したもので、当時流
行したオールM方式の高加減速電車です。主電動機は京阪得意の複巻電動機を使
用し、出力は小さめですが歯車比を大きくとって加速度 4.0Km/h/sを実現、分巻
界磁電流を磁気増幅器で制御して、平坦線での初の回生ブレーキを常用、減速度
4.5Km/h/s の性能を有しています。回生ブレーキ時の負荷の不平衡を防ぐため、
主電動機は4個直列接続とし、自動的に分巻界磁電流を制御して各車間の電機子
電流を等しくなるようにしています。一定速度以上での惰行は遮断器をオフにせ
ず、界磁制御により電機子電流を0にするという方式がとられています。これに
よりマスコンによる定速度制御的な操作が可能であり、きめ細かな制御をうまく
使って運転されていました。
台車は1次車が汽車会社シンドラ式と住友アルストム式をはいて登場しました
が、2次車からは軸箱支持にゴムを主体とした、汽車製エコノミカル台車および
住友側梁緩衝ゴム式が主流となり、乗り心地の面では少し悪くなったようです。
後年2600系の新造時に、台車は全数流用されましたが、KS−63系台車は
新方式の台車に取り替えられたり、FS337系は軸箱上部のゴムブロックを金
属バネに取り替えたりしています。
7.1.2 700系 #47
形態:18m級・全金属製車体
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L/ ● ● Mc 700形 ● ● ○ ○ T 750形
先頭形状:3枚窓半流 内開き貫通扉 埋込式大型前照灯 2灯
側窓寸法:幅780mm×高950mm 2連窓 上段下降 下段上昇
客扉寸法:幅1200mm×高1800mm
主電動機:直流直巻 300V 90kW×4 2S2P接続 歯車比 3.05
駆動装置:つり掛式駆動
制御装置:電動カム軸式 抵抗制御・直並列制御・弱め界磁制御 4M1C
制動装置:AMAR−L 応荷重・中継弁付き自動空気ブレーキ
台 車:軸箱守・釣合梁式 枕バネコイル+オイルダンパ
KS−18・KS−18B(汽車)
KST−18・KST−18C(汽車)
NS−18・NS−A・NSD−12(日車)
KRS−12(近車)
製 造:昭和43年〜46年(1968〜1971) 川崎車輌
両 数:700 (Mc1) 京都向き 7両 KS-18・KS-18B
700 (Mc2) 大阪向き 7両 KS-18・KS-18B
750 (T) 14両 KS-6・KST-18・NSD-12
780 (M) 20両 NS-18・KRS-12・NS-A・KST-18C
合計 44両
経歴: 国鉄の流線型電車モハ52系の影響を受け、昭和12年から登場した京阪の流
線型電車1000・1100形、これと同様のスタイルで半流中間車として生ま
れた1500・1200・1280形の合計40両、および連接車「びわこ」号
60形3両を種車として新造されたのが700系です。電装品流用・車体新造方
式で生まれたため、新造車名義でありながら、つり掛式駆動でイコライザー付き
台車というスタイルでした。Mc-T-M-M-M-T-Mc の7両貫通編成×6本と600系
(旧600形・700形の更新車)の中間T車として2両が製造されました。
加速度が 1.8Km/h/sと低いため各停運用にはあまり入らず、急行や準急を主体に
活躍をしていましたが、昇圧対応と冷房化促進のため、昭和52年から1000
系として生まれ変わりました。
特徴: 車体断面は卵形でなく、側板は直線になっています。側面窓配置は600系に
準じたもので、2連窓になっており、扉幅が1200mmと若干狭いながら、扉の窓は
2000系より大きいのが特徴です。前面は2000系の断面を直線的にしたよ
うなもので、2200系の影響も受けてスカート付きで登場しています。中間に
運転台付き車のない7両編成で新造された系列は700系が初めてですが、京都
方4連と大阪方3連のユニットになり、ユニット間の780形には簡易運転台が
設置されています。
走り装置は種車のものをほぼそのまま流用しており、出力はアップされている
ものの、制御装置は東洋電機のつり掛車用の標準的な機器です。しかし、通勤車
として使用するため応荷重装置が設けられています。台車も種車のものを流用し
ていますが、軸受をコロ軸受にし、枕バネを板バネからコイルバネ+オイルダン
パに改造されています。
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私鉄車両探訪 京阪詳細編 過去の通勤車 NBC016Q32 (ヤマ)
624/641 NBC01632 山内 祐 【京阪】詳細編第2稿 現在の通勤車1 165L
(17) 92/12/31 22:25
7.1.3 1900系(3扉化後・昇圧前) #48
形態:18m級・全金属製車体
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L/ ● ● Mc1 1900形 ● ● ● ● M 1980形 ● ●
先頭形状:3枚窓半流 内開き貫通扉 埋込式大型前照灯 2灯
旧タイプ車は 2灯式砲弾形シールドビーム 1基
側窓寸法:幅800mm×高950mm 上段上昇 下段上昇
客扉寸法:幅1150mm(片開き車)・1300mm(両開き車)×高1830mm
主電動機:直流直巻 300V 75kW×4 2S2P接続 歯車比 6.00 東洋製
直流直巻 300V 75kW×4 2S2P接続 歯車比 4.71 三菱製
駆動装置:東洋製 中空軸平行カルダンたわみ板継手(KS台車)
三菱製 WN継手平行カルダン (FS台車)
制御装置:電動カム軸式 抵抗制御・直並列制御・弱め界磁制御 4M1C
制動装置:AMAR−LD 発電制動併用・応荷重・中継弁付き自動空気ブレーキ
改 造:昭和49年(1974)全車終了
両 数:1900 (Mc1) 奇数車京都向き 14両
1900 (Mc2) 偶数車大阪向き 14両
1980 (M) 7両
1950 (T) 10両
合計 45両
経歴: 冷房付き特急車3000系が登場後、非冷房の1900系は昭和47年から通
勤車に格下げとなり、3扉ロングシート化、緑濃淡の通勤車色への変更などが施
され49年には完了しました。
特徴: 特急車時代にホロ吊具の廃止や旧タイプ車の砲弾形前照灯をシールドビーム化
する等の小改造が行われています。3扉化に際しては18m車で扉間窓10個だ
ったので、中央部の窓2個をつぶして片開き扉が設置されましたが、両運転台車
であった1905・1906・1925・1926 の4両は、扉間窓9個のため両開き扉となりまし
た。なお、空気制動は自動ブレーキのままですが、通勤車になったため応荷重装
置がとりつけられました。
7.2 現在の通勤車:HSCグループ #49
7.2.1 1900系(冷房・車体改修後) #50
形態:18m級・全金属製車体
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L/ ● ● Mc1 1900形 ● ● ● ● M2 1980形 ● ●
先頭形状:3枚窓半流 外開き非常扉 大型前照灯ケース内に丸シールドビーム 2灯
側窓寸法:幅800mm×高950mm 上段上昇 下段固定
客扉寸法:幅1150mm(片開き車)・1300mm(両開き車)×高1830mm
空調装置:10500kcal/h×4 ラインデリア+回転グリル
主電動機:直流直巻 375V 108kW×4 4S2P接続 歯車比 6.00 東洋製
直流直巻 375V 108kW×4 4S2P接続 歯車比 4.71 三菱製
駆動装置:東洋製 中空軸平行カルダンたわみ板継手(KS台車)
三菱製 WN継手平行カルダン (FS台車)
制御装置:電動カム軸式 抵抗制御・直並列制御・弱め界磁制御 8M1C
制動装置:HSC 電磁直通空気ブレーキ
台 車:油浴円筒案内式 下枕空気バネ KS−51・KS−56・KS−58
油浴円筒案内式 上枕空気バネ KS−70
アルストム式 下枕空気バネ FS−327
ミンデン式 下枕空気バネ FS−347
製 造:昭和31年〜33年(1956〜1958) 川崎車両・ナニワ工機 元1810系
昭和38年〜39年(1963〜1964) 川崎車両 新造車
両 数:1900 (Mc1) 奇数車京都向き 9両 KS-56・KS-70
1900 (Mc2) 偶数車大阪向き 9両 KS-70・FS327・FS-347
1980 (M1) 9両 KS-51・KS-56・KS-70
1980 (M2) 9両 KS-51・KS-56・KS-70・FS-347
1950 (T) 9両 KS-51・KS-56・KS-70・FS-347・KS-58
合計 45両
編成:5両連結×9編成
◇ ◇ ◇
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E Mc1 || M2 || T || M1 || Mc2 E
+-------−--------+--------−--------−-------+
MC CP・B MG MC CP・B
1913 1997 1958 1985 1914
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------。
E Mc1 || M2 || T || M1 || Mc2 E
+-------−--------+--------−--------−-------+
MC CP・B MG MC CP・B
1915 1987 1955 1986 1916
1917 1998 1953 1994 1918
1919 1993 1952 1990 1920
1921 1995 1956 1996 1922
1923 1989 1957 1988 1924
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------。
E Mc1 || M2 || T || M1 || Mc2 E
+-------−--------+--------−--------−-------+
MC CP・B MG MC CP・B
1925 1983 1950 1984 1926
1927 1981 1951 1982 1928
◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------。
E Mc1 || M2 || T || M1 || Mc2 E
+-------−--------+--------−--------−-------+
MC CP・B MG・B MC CP
1929 1992 1954 1991 1930
経歴: 3代目として作られた特急車を、3扉化して通勤車に格下げした車両です。昭
和31年から1810系として作られていた特急車17両を、1900系に組み
入れた1900旧と呼ばれるタイプと、昭和38年の淀屋橋乗り入れに際して新
造された28両の1900新と呼ばれるタイプがあります。6〜7連で特急に活
躍していましたが、昭和47年から登場した冷房付きの3000系に置き換えら
れ、3扉化改造・塗色変更などを施して昭和49年には格下げ完了しました。
昭和54年から昇圧準備工事が行われ、新旧の制御装置ごとにコンビを組んで
8M2C親子方式になりましたが、編成の都合上1913・1917・1929の3両は単車昇
圧とされました。このとき、主電動機も90kWにパワーアップされ、制動装置
も自動ブレーキAMAR−LDから発電制動併用・電磁直通ブレーキHSC−D
に変更されました。4連×1本・5連×4本・7連×3本の編成で普通運用につ
いていました。
昭和60年度から冷房改造・車体改修工事が行われ、編成はすべて5連になっ
て先頭は新タイプにそろえられ、同時に旧タイプは中間車化されたので、その独
特のマスクを見ることはできなくなりました。新タイプの先頭車が1両不足とな
るため、旧タイプの1914を新タイプにあわせて前面改造し充当しています。
特徴: 旧タイプは前面の雨樋が一段下がっているのが特徴であり、ウインドシルがつ
いています。新タイプはウインドシルはなくなってよりスマートになり、前面裾
にはバンパーがついています。車内は格下げ3扉化改造時に通勤車と同じ緑のロ
ングシートになりました。
昭和60年度からの冷房改造・車体改修工事により、貫通扉は外開きの非常用に
なり、車掌側の2段窓は廃止され、運転士側と共にアルミ枠の1枚固定窓となり
ました。なお、トレードマークのバンパーは残され、標識灯が角形2灯式になっ
てバンパーの間へ取り付けられました。冷房の取り付けによって側面2段窓の下
段が固定され、保護棒が撤去されたためスッキリとしたものになっています。ク
ーラーは4台ですが、キセは2台ずつまとめたものとなり、パンタは原形の菱形
PT42をそのまま使用しています。制御装置は全電動車が8M1Cになり発電
制動は撤去され、旅客車で唯一空気制動のみの系列となりました。なお旧タイプ
から前面改造された1914は、角形シールドビームになり、異彩を放っています。
現状: 登場してから変化が非常に多く、車体の改造、電装の変化、台車の交換、昇圧
対応工事、制御方式の変更など、ほとんど原型を留めないくらいまで工事を受け
ている系列です。旧タイプは誕生後36年が経過しており、同時期の他私鉄の車
両が廃車になりつつある状況ですが、こちらはまだまだ現役であり、5連で主に
宇治線関係の運用にはいっています。
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私鉄車両探訪 京阪詳細編 現在の通勤車1 NBC016Q32 (ヤマ)
625/641 NBC01632 山内 祐 【京阪】詳細編第2稿 現在の通勤車1 189L
(17) 92/12/31 22:28
7.2.2 2200系 #51
形態:18m級・全金属製車体
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L/ ● ● Mc1 2200形 ● ● ● ● M2 2300形 ●
先頭形状:3枚窓半流 外開き非常扉 大型前照灯ケース内に丸シールドビーム 2灯
側窓寸法:幅800mm×高950mm 上段下降 下段上昇
客扉寸法:幅1300mm×高1800mm
空調装置:8000kcal/h×4 ラインデリア+回転グリル
主電動機:直流直巻 375V 155kW×4 4S2P接続 歯車比 5.6
駆動装置:中空軸平行カルダンたわみ板継手
制御装置:電動カム軸式 抵抗・直並列・弱め界磁制御 8M1C
電動カム軸式 抵抗・直並列・添加励磁制御 8M1C(S62.7以降改修車)
制動装置:HSC−D 発電制動併用・電磁直通空気ブレーキ
HSC−R 回生制動併用・電磁直通空気ブレーキ(S62.7以降改修車)
台 車:エコノミカル式 上枕空気バネ KS73A・KS73B・KS73D
側梁緩衝ゴム式 上枕空気バネ FS337B・FS337D
SUミンデン式 直結空気バネ FS527
製造:昭和39年〜43年(1964〜1968) 川崎車両
昭和60年(1985) 川崎重工 8連用増結車
両数:2200 (Mc1) 京都向き 14両 KS-73A・KS-73D
2300 (M1) 13両 KS-73A・KS-73D
2300 (M2) 27両 KS-73A・KS-73D
2250 (Tc) 大阪向き 13両 FS-337B・FS-337D
2350 (T) 28両 KS-73B・FS-337B・FS-337D
2380 (T) 8連化用 5両 FS-527
合計100両
編成:7両連結×9本(2600系3両を組み込んだ編成あり)
8両連結×5本
R は抵抗制御発電制動編成 * は添加励磁制御回生制動編成
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E Mc1 || M2 || T || T2 ,||, T1 || M1 || M2 || Tc2 E
+-------−--------−--------−--------+--------−--------−--------−-------+
MC CP・CP B MG・B B MC CP・CP MG・B
*2209 2306 2353 2371 2385 2334 2316 2259
*2211 2305 2355 2369 2383 2331 2303 2261
*2216 2310 2356 2377 2384 2340 2314 2262
R2222 2312 2362 2372 2381 2335 2318 2258
*2226 2326 2368 2367 2382 2327 2328 2276
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
E Mc1 || M2 || T || T2 ,|| M1 || M2 || Tc2 E
+-------−--------−--------−--------+--------−--------−-------+
MC CP・CP B MG・B MC CP・CP MG・B
R2218 2308 2358 2373 2336 2325 2264
R2219 2309 2359 2376 2339 2315 2265
R2221 2311 2361 2374 2337 2320 2270
R2224 2319 2364 2363 2333 2321 2274
*2210 2304 2354 2378 2629 2729 2829
 ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
E Mc1 || M2 || T2 ||, T1 || M1 || M2 || Tc2 E
+-------−--------−--------+--------−--------−--------−-------+
MC CP・CP MG・B B MC CP・CP MG・B
R2207 2301 2370 2351 2329 2317 2257
R2217 2307 2375 2357 2338 2322 2263
R2223 2202 2352 2360 2330 2313 2273
R2225 2323 2365 2366 2332 2324 2275
経歴: 各駅停車用高性能車としてうまれたスーパーカー2000系に続いて、経済性
を重点にした急行用として昭和39年から製造されました。Mc-T-M-Tc の4両編
成を基本形にして登場し、昭和43年までに98両が製造され、4〜6連で急行
・準急の運用についていましたが、7連化されるときに半端になったTc車3両
がT化されて2000系に編入され、4M3Tの7連×13本と2M2Tの4連
×1本の95両にまとめられました。
昭和49年からの昇圧準備工事中に、2600系の3連ユニットが2200系
併結用になり、結局4M3Tの7連×14本となりました。昇圧後に8連運転を
するため、増結用T車が5両新造され現在の100両所帯になりました。
特徴: 車体は2000系2次車に準じた窓配置で、卵型断面のモノコックボディです
が、パンタが連結面側になり、前面床下に京阪で初めてのスカートが設けられ、
貫通ホロの吊具がなくなってスッキリしたのが特徴でした。2000系の高加減
速方式をやめ、大出力電動機によるMT編成となり、加速度 2.5Km/h/s・減速度
4.0Km/h/s の設定は以後の京阪通勤車の標準となっています。
昭和49年からは昇圧準備工事と冷房化が行われ、4台のクーラーを搭載、パ
ンタが下枠交差式のPT48に交換されました。走り装置は4M1Cであったも
のを8M2Cの親子方式に改造、MT交互に編成されていたものをMMユニット
に編成替えが行われました。
昭和59年から63年にかけて改修工事が行われ、先頭車の前面貫通扉が外開
き非常扉になり、車掌側窓の2段窓をやめて1枚化され、これまでの京阪電車の
顔のイメージを一新しました。改造時期によって標識灯が旧形のままのもの、角
形2灯式になったもの、正面窓の取り付けをHゴムからアルミ枠にしたもの、と
変化しています。他に乗務員扉の取り替えや側面方向幕が変更されています。
走り装置は8M1Cに再改造され、京都側M1 車に制御装置・大阪側M2 車に
CPを2台搭載・MGは各ユニットのT2 またはTc2 に搭載されています。途
中からは添加励磁制御を採用して直巻電動機の回生ブレーキ車もできています。
現状: 特急以外の各列車に運用されています。
7.2.3 2400系 #52
形態:18m級・全金属製車体
<>
「 ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ■ ×
P ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|Π日 両 日日日 両 日日日 両 日日 ||日日 両 日日日 両 日日日 両
|Ц 開 開 開 || 開 開 開
+―――――――――――――――――――==――――――――――――――――
L/ ○ ○ Tc 2450形 ○ ○ ● ● M1 2500形
先頭形状:3枚窓半流 外開き非常扉 丸シールドビーム 2灯
側窓寸法:幅800mm×高950mm 上段上昇 下段固定
客扉寸法:幅1300mm×高1800mm
空調装置:4500kcal/h×8 ラインデリア+換気扇
主電動機:直流直巻 375V 155kW×4 4S2P接続 歯車比 5.6
駆動装置:中空軸平行カルダンたわみ板継手
制御装置:電動カム軸式 抵抗・直並列・添加励磁制御 8M1C
制動装置:HSC−R 回生制動併用・電磁直通空気ブレーキ
台 車:エコノミカル式 上枕空気バネ KS−76A
側梁緩衝ゴム式 上枕空気バネ FS−337E
製造:昭和44年〜45年(1969〜1970) 川崎重工
両数:2510 (M1) 京都側ユニット 6両 KS-76A
2520 (M2) 京都側ユニット 6両 KS-76A
2530 (M1) 大阪側ユニット 6両 KS-76A
2540 (M2) 大阪側ユニット 6両 KS-76A
2450 (Tc1) 京都向き 6両 FS-337E
2460 (Tc2) 大阪向き 6両 FS-337E
2550 (T1) 大阪側ユニット 6両 FS-337E
合計 42両
編成:7両連結×6本 * は1次車で菱形パンタPT42
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
E Tc1 || M1 || M2 ||, T1 || M1 || M2 || Tc2 E
+-------−--------−--------+--------−--------−--------−-------+
CP MC SIV・CP・B CP・B MC SIV・CP・B
*2451 2511 2521 2551 2531 2541 2461
*2452 2512 2522 2552 2532 2542 2462
*2453 2513 2523 2553 2533 2543 2463
2454 2514 2524 2554 2534 2544 2464
2455 2515 2525 2555 2535 2545 2465
2456 2516 2526 2556 2536 2546 2466
経歴: 2200系をベースにしてクーラーを搭載し、昭和44年に7連×3本が登場
した関西私鉄初の通勤冷房車です。途中に運転台をはさまない7連通しの固定編
成になり、京阪では初めて編成毎に車番を揃える方式を採用しました。クーラー
は分散式を8台搭載しており、パンタは普通の菱形のものを使っています。昭和
45年には2次車が7連×3本増備され、パンタが下枠交差形になり、クーラー
キセにわずかなRがつきました。
昭和52年から昇圧準備工事が行われ、制御装置が8M2C親子方式に改造さ
れましたが、昇圧対策を考えて製造されたため工事は軽度ですみ、編成も変更さ
れず原形を保っていました。
昭和63年から改修工事が開始され、前面形状の変更・制御装置の変更・車内
化粧板の取り替えなど、大きな変化を受けています。平成2年度には工事が完了
しましたが、クーラーとパンタは原形のままとなっています。
特徴: 車体は2200系を基本としていますが、前照灯がシールドビームになり、標
識灯が角形埋め込み1灯式で登場しました。冷房装置はクーラー8台にラインデ
リアを併用する分散式冷風冷房方式で、電源として70kVAのMGをTc1 に2
台、Tc2 ・T に1台の計4台を搭載していました。制御装置は2200系のもの
を無接点化したもので、4M1Cの発電制動付きでした。
昭和63年から改修工事が行われ、前面が2200系と同様の形になりました
が、貫通扉のガラスが下へ延びて行先表示器と一体化され、車掌側窓の1枚化と
共にまた新しい顔を作り出しています。標識灯は角形2灯式のものになり、車番
が車掌側窓下に移り、運転士側窓下には6000系同様「Kマーク」がとりつけ
られています。車内化粧板も6000系同様、ベージュ系に取り替えられ、明る
い感じになりました。制御装置は8M1C添加励磁制御の回生ブレーキ方式にな
り、電源装置はMGをやめて140kVAのSIV(静止形インバータ)を本格
的に採用しました。
現状: 特急以外の各列車に活躍しています。
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私鉄車両探訪 京阪詳細編 現在の通勤車1 NBC016Q32 (ヤマ)
626/641 NBC01632 山内 祐 【京阪】詳細編第2稿 現在の通勤車2 260L
(17) 92/12/31 22:32
7.2.4 2600系 #53
形態:18m級・全金属製車体
<> <>
「 ■■ ■■ ■■ × ■■ ■■ ■■ ■■ × ■
P ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|Π日 両 日日日 両 日日日 両 日日 ||日日 両 日日日 両 日日日 両
|Ц 開 開 開 || 開 開 開
+―――――――――――――――――――==―――――――――――――――――
L/ ● ● Mc1 2600形 ● ● ● ● M2 2700形 ●
先頭形状:3枚窓半流 内開き貫通扉 大型前照灯ケース内に丸シールドビーム 2灯
2630番台は丸シールドビーム 2灯
側窓寸法:幅900mm×高900mm 上段下降 下段上昇 2000系1次車タイプ
幅800mm×高950mm 上段下降 下段上昇
客扉寸法:幅1300mm×高1800mm
空調装置: 8000kcal/h×4 ラインデリア+回転グリル
10500kcal/h×3 ラインデリア+グリルファン 2621F・2622F
主電動機:直流複巻 375V 155kW×4 4S接続 歯車比 5.64
駆動装置:中空軸平行カルダンたわみ板継手
制御装置:電動カム軸式 抵抗制御・界磁位相制御 4M1C
制動装置:HSC−R 回生制動併用・電磁直通空気ブレーキ
台 車:油浴円筒案内式 下枕空気バネ KS−58
エコノミカル式 上枕空気バネ KS−63C・KS−73C
アルストム式 下枕空気バネ FS−327A
側梁緩衝ゴム式 上枕空気バネ FS−337・FS−337A
FS−337B・FS−337C
FS−399C
乾式円筒案内式 上枕空気バネ KW−37
直結空気バネ KW−79(3000系 KS-132 の改造)
軸梁式 直結空気バネ KW−69
SUミンデン式 上枕空気バネ FS−509・FS−509A
製造:昭和53年〜57年(1978〜1982) 寝屋川工場 2000系代替
昭和56年(1981) 川崎重工 新造2630番台
両数:2600 (Mc1) 京都向き 28両 2601〜2628
2700 (M1) 京都側密自連 15両 2711〜2724・2629
2700 (M2) 両側棒連 11両 2701〜2710・2729
2800 (Tc2) 大阪向きパンタナシ 11両 2801〜2810・2829
2800 (Tc2) 大阪向き 18両 2811〜2828
2900 (T1) 両側棒連パンタナシ 6両 2905〜2910
2900 (T2) 大阪側密自連 14両 2911〜2924
計 103両
2630 (Mc1) 京都向き 4両 KW-37
2730 (M2) 4両 KW-37
2740 (M1) 4両 KW-37
2750 (M1) 京都側密自連 4両 KW-37
2830 (Tc2) 大阪向きパンタナシ 4両 KW-79・FS-399C
2940 (T2) パンタナシ 4両 KW-79・FS-399C
2950 (T2) 大阪側密自連パンタナシ 4両 KW-79・FS-399C
計 28両
合計131両
編成:7両連結×1本 6両連結×7本 5両連結×4本
4両連結×14本 3両連結×1本 2200系用 3両連結×1本
^^^^^^^^ は1次形車体 ~~~~~~~~ は2630番台車
MG# は140kVA MG は70kVA H は前面車掌側窓Hゴム1枚窓車 無印は2段窓
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
D Mc1 || T2 || M1 || T2 ,|| M1 || M2 || Tc2 D
+-------−--------−--------−--------+--------−--------−-------+
MC・CP MG MC・CP MG MC・CP MC・CP MG#
H2632 2942 2742 2952 2752 2732 2832H
~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------。 -------- -------- -------。
D Mc1 || M2 || Tc2 D | M1 || M2 || Tc2 D
+-------−--------−-------・+--------−--------−-------+
MC・CP MC・CP MG# MC・CP MC・CP MG#
2604 2704 2804 2754 2734 2834H
~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- 。------- -------- -------- -------。
D Mc1 || M2 | D Mc1 || T1 || M2 || Tc2 D
+-------−--------+・-------+--------−--------−-------+
MC・CP MG MC・CP MG MC・CP MG#
2624 2924 2606 2906 2706 2806
^^^^^^^^
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------。 。------- -------。
D Mc1 || T1 || M2 || Tc2 D D Mc1 || Tc2 D
+-------−--------−--------−-------・+・-------−-------+
MC・CP MG MC・CP MG MC・CP MG
2605 2905 2705 2805 H2625 2825H
^^^^^^^^ ^^^^^^^^
2607 2907 2707 2807 H2627 2827H
^^^^^^^^ ^^^^^^^^ ^^^^^^^^ ^^^^^^^^
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- 。------- -------。
D MC1 || T2 || M1 || T2 ,| D Mc1 || TC2 D
+-------−--------−--------−--------+・-------−-------+
MC・CP MG MC・CP MG MC・CP MG
H2631 2941 2741 2951 2628 2828
~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~
H2633 2943 2743 2953 H2626 2826H
~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ^^^^^^^^ ^^^^^^^^
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------。
D MC1 || T2 || M1 || T2 ,|| M1 || TC2 D
+-------−--------−--------−--------+--------−-------+
MC・CP MG MC・CP MG MC・CP MG
H2634 2944 2744 2954 2724 2824
~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ^^^^^^^^
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------。 。------- -------。
D MC11 || M2 || Tc2 D D Mc1 || TC2 D
+-------−--------−-------・+・-------−-------+
MC・CP MC・CP MG# MC・CP MG
2601 2701 2801 2711 2811H
^^^^^^^^
2603 2703 2803 2713 2813
^^^^^^^^
◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------。
D Mc1 || T2 || M1 || M2 || Tc2 D
+-------−--------+--------−--------−-------+
MC・CP MG MC・CP MC・CP MG#
H2611 2911 2751 2731 2831H
^^^^^^^^ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------。
D Mc1 || T2 || M1 || M2 || Tc2 D
+-------−--------+--------−--------−-------+
MC・CP MG MC・CP MC・CP MG#
2613 2913 2753 2733 2833H
~~~~~~~~ ~~~~~~~~ ~~~~~~~~
◇ ◇
。------- -------- -------- -------。
D Mc1 || T1 || M2 || Tc2 D
+-------−--------−--------−-------+
MC・CP MG MC・CP MG#
2608 2908 2708 2808
H2609 2909 2709 2809H
H2610 2910 2710 2810H
^^^^^^^^ ^^^^^^^^
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------。
D Mc1 || T2 || M1 || Tc2 D
+-------−--------+--------−-------+
MC・CP MG MC・CP MG
2612 2912 2712 2812
2614 2914 2714 2814
2616 2916 2716 2816
2617 2917 2717 2817
2618 2918 2718 2818
^^^^^^^^ ^^^^^^^^
H2619 2919 2719 2819H
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------。
D Mc1 || T2 || M1 || Tc2 D
+-------−--------+--------−-------+
MC・CP MG MC・CP MG
2615 2915 2715 2815
^^^^^^^^ ^^^^^^^^
H2620 2920 2720 2820H
^^^^^^^^ ^^^^^^^^
H2621 2921 2721 2821H 新冷房方式試作車
H2622 2922 2722 2822H 新冷房方式試作車
^^^^^^^^
H2623 2923 2723 2823H
^^^^^^^^ ^^^^^^^^
2200系併結車(再掲)
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------。 -------- -------- -------。
D Mc1 || M1 || Tc2 D | M1 || M2 || Tc2 E
+-------−--------−-------+ +--------−--------−-------+
MC・CP MC・CP MG# MC・CP MC・CP MG#
2602 2702 2802 2629 2729 2829
経歴: 京阪最大の勢力を誇る2600系は、旧2000系の車体流用の代替新造扱い
で生まれた車両と、2630番台と呼ばれる新造車に分けられます。
2000系スーパーカーは、昭和34年に24両が登場し、翌年から窓配置を
変更した2次車が増備され、昭和47年には総数103両となり、各駅停車およ
び区間急行を主体に運用されていました。しかし昇圧に際しては複雑な制御方式
の改造が困難なため廃車扱いとし、利用できるものを徹底的に利用し2600系
として寝屋川工場で新造されたものです。
昭和53年度に3連×7本、54年度に3連×1本、4連×5本、55年度に
3連×2本、4連×5本、56年度に2連×3本、4連×3本、2200系用の
3連×1本、3連を4連化するための5両、57年度に4連×1本、2連×1本
と3連を4連化するための2両がそれぞれ新造されました。途中55年11月製
造の編成から、前面車掌側の窓がHゴム支持の1枚窓になって登場しました。
2630番台は完全な新製車であり、複々線延長による輸送力増強のため、昭
和56年に7連×4本が製造されました。はじめは7連通しで登場しましたが、
現在は編成を分割されて0番台と編成されているものがあります。
特徴: 代替新造車は、車体は2000系のものをほぼそのまま利用し、冷房化が行わ
れて2200系に準じたものになり、下枠交差形パンタが連結面側に搭載されま
した。編成両数の自由度を確保するため2〜4両の基本ユニットを組み合せて4
〜8連を作ることになり、基本ユニットにパンタ2台となるようにするため、Tc
やT にもパンタが搭載されたので、全車パンタ付きの編成もあります。前面は大
型前照灯ケースの中に丸形シールドビームをとりつけましたが、標識灯は旧形の
ままになっています。一部の編成で新冷房方式として、 10500kcal/hのクーラー
にグリルファンをつけたものを搭載しましたが、2本だけに終っています。
走り装置は高加減速をやめて標準的な 2.5km/h/sの加速度になりましたが、複
巻電動機を使った界磁位相制御で回生ブレーキ付きです。台車は2000系のも
のがすべて利用されかなりの種類になっていますが、乗り心地改善のためKS−
63系は一部新形に取り替えられ、京阪初のSUミンデン台車も採用されていま
す。またFS−337系も軸箱上部のゴムを金属バネに変更しています。
2630番台の車体は改修前の2400系に準じた仕様になっていますが、Tc
T にはパンタはなく、冷房および主要走り装置は0系と同じです。前面は車掌側
1枚窓になり、貫通ホロつきで登場しましたが、後に撤去されました。台車はM
車が5000系4次車に準じて乾式円筒案内式になり、Tc・T車もFS−399C
で登場しましたが、その後3000系廃車によって捻出したKS−132を改造
し、KW−79として6両分とりつけ、捻出したFS−399CはKS−63系
の取り替えに利用されています。
昇圧後は特に大きな変化はありませんが、2200系併結用3連は、2200
系の改修にあわせて、前面を外開き非常扉化・ホロ撤去・標識灯角形2灯化など
の工事が施されました。
現状: 2600系はその編成の自由度を生かし、4・5連は主に支線運用に、6・7
・8連は本線運用についていますが、随時寝屋川車庫で編成組み替えが行われ、
入場車編成の代替運用にもうまく利用されています。なお、KS−63系の台車
取り替えが順次進められる計画です。
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私鉄車両探訪 京阪詳細編 現在の通勤車2 NBC016Q32 (ヤマ)
628/641 NBC01632 山内 祐 【京阪】詳細編第2稿 現在の通勤車3 250L
(17) 92/12/31 22:36
7.3 現在の通勤車:HRDグループ #54
7.3.1 5000系 #55
形態:18m級・アルミ合金車体
ヒサシ H H <> H H
_「 ■■ ■■ ■■ ■■ × ■■ ■■ ■■ ■■ ■■
P ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|Π 両 日 両 日 両 日 両 日 両 ||日 両 日 両 日 両 日 両
|Ц 開 開 開 開 開 || 開 開 開 開
+――――――*―――――――*―――――==――――――*―――――――*―
L/ ● ● Mc1 5000形 ● ● ● ● M2 5200形 ●
先頭形状:3枚窓切妻 内開き貫通扉 丸シールドビーム 2灯
側窓寸法:幅900mm×高970mm 上段下降 下段上昇
客扉寸法:幅1200mm×高1800mm *印はラッシュ用扉
空調装置:8000kcal/h×5 ラインデリア+回転グリル
ラッシュ用ドア上の2台はヒートポンプ式暖房併用エアコン
主電動機:直流直巻 375V 155kW×4 2S2P接続 歯車比 5.25/5.6
駆動装置:中空軸平行カルダンたわみ板継手
制御装置:電動カム軸式 抵抗・直並列・弱め界磁制御 8M2C(親子方式)
制動装置:HRD−1D 発電制動併用・全電気指令式空気ブレーキ
台 車:エコノミカル式 上枕空気バネ KS76A
側梁緩衝ゴム式 上枕空気バネ FS337E・FS399A
乾式円筒案内式 上枕空気バネ KW31
製造:昭和45年〜55年(1970〜1980) 川崎重工
両数:5000 (Mc1) 京都向き高圧車 2両 KS-76A
5100 (M1) 高圧車 5両 KS-76A・KW-31
5150 (M1) 高圧車 7両 KS-76A・KW-31
5200 (M2) 低圧車 7両 KS-76A・KW-31
5250 (M2) 低圧車 7両 KS-76A・KW-31
5550 (Tc1) 京都向き 7両 FS-337E・FS-399A
5600 (Tc2) 大阪向き 7両 FS-337E・FS-399A
5650 (Tc2) 大阪向き 2両 FS-337E
5850 (T) 5両 FS-337E・FS-399A
合計 49両
編成:7両連結×7編成 * 歯車比 5.6
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------。 。------- -------- -------- -------。
D Mc1 || M2 || Tc2 D D Tc1 || M1 || M2 || Tc2 D
+-------−--------−-------・+・-------−--------−--------−-------+
MC・CP MC・CP MG・B B MC・CP MC・CP MG・B
*5001 5201 5601 5551 5151 5261 5651
5002 5202 5602 5552 5152 5262 5652
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
D Tc1 || M1 || M2 || T2 *|| M1 || M2 || Tc2 D
+-------−--------−--------−--------+--------−--------−-------+
B MC・CP MC・CP MG・B MC・CP MC・CP MG・B
5553 5153 5253 5853 5103 5203 5603
5554 5154 5254 5854 5104 5204 5604
5555 5155 5255 5855 5105 5205 5605
5556 5156 5256 5856 5106 5206 5606
5557 5157 5257 5857 5107 5207 5607
経歴: 昭和45年に登場した日本初の5扉車です。当時、複々線は天満橋−野江間は
完成していましたが、守口−寝屋川信号所間はまだ複線で、昇圧も実施にはほど
遠い段階で、連結両数を7連以上にすることは困難な状況でした。このため7連
のままでのラッシュ打開策として、扉数を増やして乗降時分の短縮をはかり、立
ち席の増加で車内混雑を均一化する目的で5扉車5000系が登場したのです。
翌46年に2次車3本、3000系増備のため少し間があいて、51年に3次
車1本、1000系投入のためまた間があいて、54年に4次車2本が増備され
ました。2次車の2番編成までは中間に運転台の入る3+4の編成ですが、3番
以降は7連通しの編成で登場しています。車番の付け方は4連ユニット側に50
番台をつけたため、1〜2番は大阪方の4両ユニットが50番台、3番以降は京
都方の4両ユニットが50番代になっています。
昭和55年2月に4番の編成が上り急行で運行中、枚方市〜御殿山間の磯島曲
線で置き石によって脱線転覆する事故があり、5554号と5154号が大破し
ました。その後、5554号は同一番号で2代目が新造され、事故車の1代目は
55年12月29日付で廃車されています。5154号は機器等流用で車体新造
されており、車籍は新造時から継承されています。
昇圧対策を施して新造されたため、簡単な改造が行われただけで、外観・機器
とも大きな変化はありません。
特徴: 車体は京阪初のアルミ合金製で全体に角張った感じになり、18m級3扉通勤
車の扉間にラッシュ用扉として2ケ所を設け、窓は扉間に1枚ずつになっていま
す。閑散時にはラッシュ用扉は締め切りとし、座席をセットして3扉車として運
用できるように設計されました。扉幅は3扉車の1300mmより狭い1200mmとなり、
窓は外はめユニットサッシで 900mm幅となり、側面に行先表示装置が設けられま
した。前面デザインも一新され車掌側の2段窓が1枚窓になり、屋根カーブにそ
ってヒサシがつき、貫通ホロが埋め込み式になりました。ラッシュ用扉の車内に
は昇降式の座席が組み込まれており、閑散時には締め切られた扉の部分にこの座
席がセットされて、3扉車と同様の座席数が確保されます。冷房装置は集約分散
式になり、1車あたり40000kcal/h で、ラインデリアと回転グリルの組み合せは
5000系から採用されたものです。ラッシュ用扉部分の座席ヒーターがつかな
いので、ヒートポンプ式エアコンによる温風暖房になっています。
走り装置は2400系に準じていますが、制御装置はICを使って無接点化を
はかったものとなり、空気制動には応答性のすぐれた全電気指令式ブレーキを初
採用しました。
2次車2番編成から標識灯が角形2灯式になり、3次車5番編成から正面貫通
扉へ行先表示装置がとりつけられ、歯車比を少し小さめに変更して高速対応形に
しています。のちに2〜4番の編成もこの歯車比に変更されました。行先表示装
置は京阪通勤車全編成の先頭車に取り付けられるようになりました。
昇圧は8M2C親子方式で行われ、3次車5番編成以降は昇圧完全対応で新造
されていたため無改造で昇圧、1・2次車は53年度に、高圧車となる京都側M1
車に高速度限流遮断器を設置、避雷器を取り替える等の小改造を施して3次車に
あわせた上、昇圧されました。
現状: 朝ラッシュ時には5扉で、予備編成なしの7本フル運用され、閑散時には3扉
で活躍しています。1000系の改修のあと、5000系も改修される計画にな
っているので、いずれ8M1C化される見込です。
7.3.2 1000系(未改修車) #56
形態:18m級・全金属製車体
<>
「 ■■ ■■ ■■ × ■■ ■■ ■■ ■■
P ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|Π日 両 日日 日日 両 日日 日日 両 日 ||日日 両 日日 日日 両 日日
|Ц 開 開 開 || 開 開
+―――――――――――――――――――――==―――――――――――――――
L/ ● ● Mc1 1000形 ● ● ● ● M2 1100形
先頭形状:3枚窓半流 内開き貫通扉 大型前照灯ケース内に丸シールドビーム 2灯
側窓寸法:幅780mm×高950mm 2連窓 上段下降 下段上昇
客扉寸法:幅1200mm×高1800mm
空調装置: 8000kcal/h×4 ラインデリア+回転グリル
主電動機:直流直巻 375V 155kW×4 4S接続 歯車比 5.25
駆動装置:中空軸平行カルダンたわみ板継手
制御装置:電動カム軸式 抵抗・弱め界磁制御 4M1C
制動装置:HRD−1D 発電制動併用・全電気指令式空気ブレーキ
台 車:エコノミカル式 上枕空気バネ KS77A
側梁緩衝ゴム式 上枕空気バネ FS399
製造:昭和52年〜53年(1977〜1978) 川崎重工
両数:1000(Mc1) 京都向き 4両 KS-77A
1050(Mc2) 大阪向き 4両 KS-77A
1100(M2) 4両 KS-77A
1150(M1) 4両 KS-77A
1500(T2) 4両 FS-399
1550(T1) 4両 FS-399
1650(T) 4両 FS-399
未改修車 計 28両
未改修車編成:7両連結×4編成
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
D Mc1 || M2 || T2 ||, T1 || M1 || T || Mc2 D
+-------−--------−--------+--------−--------−--------−-------+
MC MC MG・CP・B MG・CP・B MC CP・B MC
1001 1101 1501 1551 1151 1651 1051
1002 1102 1502 1552 1152 1652 1052
1003 1103 1503 1553 1153 1653 1053
1006 1106 1506 1556 1156 1656 1056
経歴: 戦前の流線型ブームに乗って登場した半鋼製1000形グループの機器を流用
し、車体を新製した700系が昭和43年から46年にかけて製造されました。
700系は走り装置が古くて昇圧には適さないため廃車とし、この車体を流用し
て冷房化、走り装置を新製したものが1000系です。流線型以前にも1000
形があったので、1000系列を名乗る車両はこれで3代目に当たります。
つり掛式700系では5M2T編成でしたが、1000系では5000系と同
じ走り装置を新製し、他の通勤車と同じ4M3Tになりました。昇圧は単車方式
にしたため、M車が分散配置されています。なお、700系は44両ありました
が、旧600系に編成されていた 781・ 799 は、53年に 690・ 691 と改番され
て600系に編入され、昇圧時の58年12月に廃車されたので、1000系の
車体としては7連×6本分となっています。
特徴: 車体は700系の構体を利用しているため、側板が直線で窓が2連窓になって
いるのが特徴です。前照灯ケースはそのままで、中にシールドビームがとりつけ
られ、ホロは撤去、貫通扉下部に行先表示装置が設置されましたが、旧形の標識
灯はそのままにされています。冷房化に伴い先頭車のパンタは連結面側に移設さ
れ、2200系と同様の分散形クーラーが搭載されました。
走り装置は全面的に新製され、5000系3次車と同様の高速対応形の性能を
もっています。制御装置は単車昇圧方式にしたため4M1Cであり、主電動機は
4個永久直列接続で直列段の段数を増やし、直列最終段から弱め界磁制御に入る
独特のものになりました。台車はM車が2200系以来のエコノミカル式、T車
が2000系以来のFS−337系列にあたる側梁緩衝ゴム式です。
現状: 平成2年より改修工事が開始されています。年間2編成のペースで工事が進め
られており、いずれ全編成が改修されるでしょう。改修車の詳細については、次
項に記述します。
7.3.3 1000系(改修車) #57
形態:18m級・全金属製車体
「 ■■ ■■ ■■ ■■ ■■ ■■ ■■
P ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
|Π日 両 日日 日日 両 日日 日日 両 日 ||日日 両 日日 日日 両 日日
|Ц 開 開 開 || 開 開
+―――――――――――――――――――――==―――――――――――――――
L/ ○ ○ Tc1 1500形 ○ ○ ● ● M1 1100形
先頭形状:3枚窓半流 外開き非常扉 角形シールドビーム 2灯
側窓寸法:幅780mm×高950mm 2連窓 上段下降 下段上昇
客扉寸法:幅1200mm×高1800mm
空調装置: 8000kcal/h×4 ラインデリア+回転グリル
10500kcal/h×4 ラインデリア+回転グリル
主電動機:直流直巻 375V 155kW×4 4S2P接続 歯車比 5.25
制御装置:電動カム軸式 抵抗・直並列・添加励磁制御 8M1C
制動装置:HRDA−1 回生制動併用(回生優先)・全電気指令式空気ブレーキ
台 車:エコノミカル式 上枕空気バネ KS77A
側梁緩衝ゴム式 上枕空気バネ FS399
製造:昭和52年〜53年(1977〜1978) 川崎重工
改修:平成2年(1991)〜 寝屋川工場
両数:1100(M1) 京都側ユニット 2両 KS-77A
1200(M2) 京都側ユニット 2両 KS-77A
1150(M3) 大阪側ユニット 2両 KS-77A
1250(M4) 大阪側ユニット 2両 KS-77A
1500(Tc1)京都向き 2両 FS-399
1550(Tc2)大阪向き 2両 FS-399
1650(T) 大阪側ユニット 2両 FS-399
改修車 計 14両
合計 42両
改修車編成:7両連結×2編成
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
E Tc1 || M1 || M2 ,||, T1 || M3 || M4 || Tc2 E
+-------−--------−--------+--------−--------−--------−-------+
MC MG・CP・B CP・B MC MG・CP・B
1504 1104 1204 1654 1154 1254 1554
1505 1105 1505 1655 1155 1255 1555
経歴: 1000系の車体は20年以上経過しているため、平成2年より改修工事が開
始されました。
特徴: 先頭McがTcになり運転室が延長され、2400系に準じた前面デザインに
改造されていますが、前照灯は角形になり、標識灯は8000系にあわせてLE
Dタイプになりました。車内や運転室も大幅に改装されています。クーラーは
6000系から取り外した本体を流用、キセを新製して搭載しています。
制御装置は8M1C化になり、このため編成順序を2400系と同様に変更、
添加励磁制御になって回生優先ブレーキが採用されています。
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私鉄車両探訪 京阪詳細編 現在の通勤車3 NBC016Q32 (ヤマ)
630/641 NBC01632 山内 祐 【京阪】詳細編第2稿 現在の通勤車4 193L
(17) 92/12/31 22:39
7.3.4 6000系 #58
形態:18m級・アルミ合金車体
<> <>
「_×__■■■■■■■■__×__ _____■■■■■■■■_____
/D ̄_ __ __ __ || __ __ __ __
]Π|| 両 |‖| 両 |‖| 両 |‖| |||‖| 両 |‖| 両 |‖| 両 |‖|
| Ц  ̄ 開  ̄ ̄ 開  ̄ ̄ 開  ̄ ̄ ||  ̄ ̄ 開  ̄ ̄ 開  ̄ ̄ 開  ̄ ̄
+―――――――――――――――――――=――――――――――――――――――
L/ ● ● Mc1 6000形 ● ● ● ● M2 6000形 ● ●
先頭形状:傾斜2枚窓半流 外開き非常扉 角形シールドビーム 2灯
側窓寸法:扉間 幅1080mm×高945mm バランサー付き 1段下降
幅 950mm×高945mm バランサー付き 1段下降
客扉寸法:幅1300mm×高1820mm
空調装置:11500kcal/h×3 ラインデリア
13000kcal/h×3 ラインデリア
主電動機:直流直巻 375V 155kW×4 4S2P接続 歯車比 5.64
三相交流誘導 200kW×4 4P接続 歯車比 6.07 (VVVF車)
駆動装置:中空軸平行カルダンたわみ板継手
制御装置:電動カム軸式 抵抗・直並列・界磁位相制御 8M1C
GTOサイリスタ VVVFインバータ制御 4M1C(6014・6114)
制動装置:HRD−1R 回生制動併用・全電気指令式空気ブレーキ
HRDA−1 回生制動併用(回生優先)・全電気指令式空気ブレーキ
台 車:乾式円筒案内式 直結空気バネ KW−50・KW−50B
軸梁式 直結空気バネ KW−66・KW−66A・KW−77
SUミンデン式 直結空気バネ FS−517・FS−517A
FS−517B・FS−517C
製造:昭和58年〜平成2年(1983〜1990) 川崎重工
両数:6000(Mc1) 京都向き 14両 KW-50・KW-66・KW66A・KW-77
6100(M2) 京都側ユニット 14両 KW-50・KW-66・KW66A・KW-77
6050(Mc2) 大阪向き 14両 KW-50・KW-66・KW66A
6150(M1) 大阪側ユニット 14両 KW-50・KW-66・KW66A
6500(T2) 京都側ユニット 14両 FS-517・FS-517A・FS-517B
6600(T) 京都側ユニット 14両 FS-517・FS-517A・FS-517B
6550(T1) 大阪側ユニット 14両 KW-50B・FS-517・FS-517C
6750(T3) 大阪側ユニット 14両 FS-517A・FS-517B・FS-517C
合計112両
編成:8両連結×14編成
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
E Mc1 || M2 || T || T2 ,||, T3 || T1 || M1 || Mc2 E
+-------−--------−--------−--------+--------−--------−--------−-------+
MC・B MG・CP CP MC・B MG・CP
6001 6101 6601 6501 6751 6551 6151 6051
6002 6102 6602 6502 6752 6552 6152 6052
6003 6103 6603 6503 6753 6553 6153 6053
6004 6104 6604 6504 6754 6554 6154 6054
6005 6105 6605 6505 6755 6555 6155 6055
6006 6106 6606 6506 6756 6556 6156 6056
6007 6107 6607 6507 6757 6557 6157 6057
6008 6108 6608 6508 6758 6558 6158 6058
6009 6109 6609 6509 6759 6559 6159 6059
6010 6110 6610 6510 6760 6560 6160 6060
6011 6111 6611 6511 6761 6561 6161 6061
*6012 6112 6612 6512 6762 ・6562 6162 6062
*6013 6113 6613 6513 6763 ・6563 6163 6063
◇ ◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
E Mc3 || T5 || M4 || T4 ,||, T3 || T1 || M1 || Mc2 E
+-------−--------−--------−--------+--------−--------−--------−-------+
VVVF・CP VVVF・SIV CP・B MC・B MG・CP
*6014 6614 6114 6514 6764 ・6564 6164 6064
* の編成は 93.1 ダイヤから ・ 印のT車を増結して8連で使用
経歴: 在来車の昇圧工事をコツコツと進めていく中で、その最後を飾って昭和58年
に登場したニューモデル車です。昇圧困難なつり掛車の代替を主目的とし、77
両が大挙して新造され、その大胆なデザインとすぐれた技術が評価されて、鉄道
友の会のローレル賞を受賞しました。
7連×11本が新造されることになりましたが、昇圧前の58年3月に、複電
圧仕様の4連×5本=20両が登場、中間Tなしの4M編成ながら各電動車の主
電動機を2台ずつ開放し、実質2M2Tの性能で600V時代をしのぎ、昇圧時
に本来の性能に戻してT車を追加し7連化するという経過をたどりました。残る
57両は1500V専用として製造され、58年12月の昇圧時から使用を開始
しています。
2次車として61年10月に、12番編成がMc-T-T-Mc の4連で登場、台車や
クーラー・室内に若干の変更がなされています。62年4月には1〜3番のT3車
が増備されて8連化され、63年には4次車として13番編成が7連で登場して
います。平成元年には5次車として12番を7連化するための中間車3両、6次
車として14番の編成が7連で登場し、これの京都側ユニットには試作的にVV
VF制御を搭載しています。その後は8連化のための中間車が増備され、最終的
に全編成が8連で揃うことになりました。
特徴: 車体はアルミの大型押出型材で構成され、3扉車ながら側窓は大きな1段下降
窓となり、扉間に2枚ずつ配置され、従来の2段窓の京阪電車のイメージから大
きく変化しました。前面は半流線型非貫通で、傾斜したガラスが側面まで回り込
んだ連続窓風になっていますが、向かって左半分は外開きの非常扉として構成さ
れています。前照灯は角形になり行先表示装置と一体化され、窓ガラス内部に設
置されています。車番が車掌側窓下に移り、運転士側窓下には「KEIHAN」
の頭文字Kをデザインした「Kマーク」がとりつけられました。
車内は壁面化粧板がベージュ系の明るいものになり、シートの袖部はパイプ構
成をやめて化粧板張りとし、吊手棒と結ぶようにスタンションポールが立てられ
ています。ドアの開く時には女声で「右(左)側のドアが開きます。ご注意下さ
い。」という放送が入り、閉まるときは警報音が鳴るようになっおり、これには
音声合成装置が採用されています。屋根上はクーラーを車体中央にまとめて配置
し、キセを一体化したのでスッキリとしており、パンタは制御装置を持つM1車に
2台搭載されています。
走り装置は1500V用として京阪で初めて8M1CのいわゆるMM’方式を
採用、複巻電動機を使った界磁位相制御で回生ブレーキという得意業の制御装置
です。台車は通勤車で初めてダイレクトマウント式空気バネで、M車は乾式円筒
案内式および軸梁式、T車はSUミンデン式になりました。京阪の通勤車での住
友台車は側梁緩衝ゴム式ばかりで、他私鉄で多数採用されたS形ミンデン台車は
まったく使用されていません。SUミンデン台車は2600系でKS−63系の
取り替え用に初採用されましたが、新車でミンデン台車が本格採用されたのは、
1900系のFS−347以来ほぼ20年ぶりのことです。
14番編成のVVVF制御は7000系の先攻試作的なもので、界磁位相制御
という独自路線を歩んできた京阪にも、これからの主流となる技術を導入するこ
とになりました。200kWという強力な主電動機を誇り、インバータの発する
音を極力抑えるように工夫されています。このユニットは4M1Cでパンタも1
基になり、補助電源にはSIVを使用、M車を分散した編成となっています。
現状: 平成4年度増備分として、12〜14番編成用のT車が製造され、平成5年1
月ダイヤから全編成8連になります。したがって、出町柳−淀屋橋間の普通には
使用されなくなります。
7.3.5 7000系 #59
形態:18m級・アルミ合金車体
<>
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D  ̄_ __ __ __ || __ __ __ __
]Π|| 両 |‖| 両 |‖| 両 |‖| |||‖| 両 |‖| 両 |‖| 両 |‖|
| Ц  ̄ 開  ̄ ̄ 開  ̄ ̄ 開  ̄ ̄ ||  ̄ ̄ 開  ̄ ̄ 開  ̄ ̄ 開  ̄ ̄
+―――――――――――――――――――=――――――――――――――――――
L/ ● ● Mc1 7000形 ● ● ○ ○ T2 7500形 ○ ○
先頭形状:2枚窓半流 外開き非常扉 角形シールドビーム 2灯
側窓寸法:扉間 幅1080mm×高945mm バランサー付き 1段下降
幅 950mm×高945mm バランサー付き 1段下降
客扉寸法:幅1300mm×高1820mm
空調装置:13000kcal/h×3 ラインデリア
主電動機:三相交流誘導 1100V 200kW×4 4P接続 歯車比 6.07
駆動装置:中実軸平行カルダンTD継手
制御装置:GTOサイリスタ VVVFインバータ制御 4M1C
制動装置:HRDA−1 回生制動併用(回生優先)・全電気指令式空気ブレーキ
台 車:軸梁式 直結空気バネ KW77・KW77A
SUミンデン式 直結空気バネ FS517C
製造:平成元年〜3年(1989〜1991) 川崎重工
両数:7000 (Mc1) 京都向き 3両 KW-77
7050 (Mc2) 大阪向き 3両 KW-77・KW-77A
7150 (M1) 大阪側ユニット 3両 KW-77
7500 (T2) 京都側ユニット 3両 FS-517C
7600 (T4) 京都側ユニット 3両 FS-517C
7550 (T) 大阪側ユニット 3両 FS-517C
7650 (T1) 大阪側ユニット 3両 FS-517C
合計 21両
編成:7両連結×3編成
◇ ◇ ◇
。------- -------- -------- -------- -------- -------- -------。
E Mc1 || T2 || T4 ,||, M1 || T1 || T || Mc2 E
+-------−--------−--------+--------−--------−--------−-------+
VVVF・CP SIV・B CP VVVF・B SIV VVVF・CP
7001 7501 7601 7151 7651 7551 7051
7002 7502 7602 7152 7652 7552 7052
7003 7503 7603 7153 7653 7553 7053
経歴: 6000系6014編成をベースとして本格的にVVVFを採用した車両で、
平成元年に6連×2本と4連×1本が新造されました。平成3年に3番編成の中
間車を増備してオール6連に揃えられました。平成4年にはT4車が増備されて、
全編成7連化されました。
特徴: 前面デザインは上半を傾斜させた6000系に対して直立させたものとなり、
前照灯・行先表示装置部分の窓ガラスを独立させたので、横方向のサッシが目立
つ結果となりました。側面も窓ガラスの位置を改良して凹凸を減らしています。
走り装置は6014編成とほぼ同じで、主電動機の出力が大きいため3M4T
編成でも充分な性能を発揮します。VVVF車としては後発組になるため、発生
音などに対してかなり改善されたものになっています。
現状: 当初4連編成は支線にも運用されていましたが、7連化されたため本線運用だ
けになってしまいました。
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私鉄車両探訪 京阪詳細編 現在の通勤車4 NBC016Q32 (ヤマ)
632/641 NBC01632 山内 祐 【京阪】詳細編第2稿 鋼索線・貨車 190L
(17) 92/12/31 22:42
8. 鋼索線・貨車 #60
8.1 鋼索線 #61
巻上電動機:三相交流誘導電動機 3300V 250HP 150HP
鋼索直径 :34mm
運転速度 :高速 12.6km/h 低速 8km/h
架 線 :架空単線式シンプルカテナリ AC220V
水平距離 :400m
高低差 :82m
勾 配 :203パーミル
最小曲線 :半径300m
ずい道 :70m(2カ所)
橋 梁 :117m
レール :30kgレール
車両形態:13m級・全金属製車体
。 <> <> 。
/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
/ ◆片◇◆片◇◆片◇◆片◇◆片◇ / ◆ は戸袋窓
/ 開 開 開 開 開 /
―――――――――――――――――
○ ○
八幡市 男山山上
先頭形状:2枚窓半流 非貫通 埋込砲弾形ケース内に丸形シールドビーム 1灯
側窓寸法:幅650mm×高850mm 1段下降
客扉寸法:幅800mm×高1800mm
制動装置:テオドルベル
台 車:?
製造:昭和30年 日立製作所
両数:1・2 2両
経歴: 戦時中に廃止されていた男山鋼索鉄道を、昭和30年に京阪が復活させたとき
に製造されたものです。昭和58年に車体の改修が行われました。
特徴: 男山ケーブル線の車両は京阪線特急色の黄と赤の塗り分けです。車体は片開き
5扉で、扉間に2枚ずつの窓があり、麓側の窓は戸袋となってHゴムで固定され
ています。前面窓および側面の開放可能な窓は、上隅に小さなRのついた1段窓
です。前照灯は前面中央屋根上に1灯、標識灯は屋根上左右に2灯設置されてい
ます。車内は2人掛クロスシートが、片側9組ずつならんでおり、定員は174
名ですが、座席は36名と立ち席が圧倒的に多くなっています。
高速12.6Km/hと低速 8Km/hの2段式運転速度になっており、正月など繁忙期に
は高速運転されます。
現状: 正月の昼間は高速運転で4分ヘッドダイヤが組まれており、1時間に15往復
という頻発になっています。普段は急行にあわせて15分ヘッドになっています
が、1時間に2本は不定期運行になっているため、基本的には30分ヘッドとい
えます。
8.2 100系貨車 #62
形態:17m級・全金属製車体
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/ ̄ ̄ ̄ ̄| | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄、
|Π日日 |I I I I I I I|口 片 口 両 口 片 Π|
|Ц |――――――――――――|| 開 開 開 Ц|
+―――――――――――――――――++―――――――――――――――――+
○ ○ Tc 151形 ○ ○ ● ● MC・MG・CP ● ●
Mc 101形
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/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄、
|Π 片 口 両 口 片 Π|
|Ц 開 開 開 Ц|
+―――――――――――――――――+
○ ○ Tc 111形 ○ ○
先頭形状:101大阪側・111京都側 非対称 半流 内開き資材用扉
111大阪側・151京都側 3枚窓半流 内開き貫通扉
各車 2灯式砲弾形シールドビーム 運転室上に1基
側窓寸法:589mm×高 mm Hゴム固定
800mm×高800mm 上段固定 下段上昇 151作業員控え室部窓
引戸寸法:幅1150mm×高1830mm 片開き
幅2000mm×高1830mm 両開き
主電動機:直流直巻 375V 68kW×4 4S接続 歯車比 2.64
駆動装置:つり掛式駆動
制御装置:電動カム軸式 抵抗制御・弱め界磁制御 4M1C
制動装置:HSC 電磁直通空気ブレーキ
台 車:101 鞍形翼バネ軸箱守式 枕バネコイル KS−5
151 軸バネ軸箱守式 枕バネコイル FS−304
111 軸バネ軸箱守式 枕バネコイル FS−304
製造:昭和58年(1983) 寝屋川工場
両数:101 (Mc2) 大阪向き 1両 荷重11t
151 (Tc1) 京都向き 1両 荷重17t
111 (Tc3) 両運転台 1両 荷重11t
合計 3両
経歴: 電車線電圧の昇圧により、黒塗りの旧型貨車は廃車され、1500V用の貨車
が3両新造されました。貨車としての用途は、救援用および保線資材以外の重量
物運搬用です。 101と111は廃車となった旧1800系の車体を利用し、
151は廃車となった1300系の車体を利用したものです。
特徴: 101と151は救援用資材を積む救援車で、寝屋川車庫に配置されていて編
成を組んでいます。101+151は2両で自力走行でき、HSC制動ですが、
引き通し回路の関係で1900系とだけ連結可能です。
101は大阪側前面に左側2/3の大きな資材用扉が設けられ、両側面の中央
にも大きな両開き扉が設けられています。台車と主電動機は、1700系の廃車
発生品で、制御装置は旧2000系のものを大改造したものです。
151は重量物運搬用の無蓋車ですが、京都側に運転台と作業員控え室が設け
られており、そこから大阪側は無蓋の完全フラットな床構造になっていて、荷崩
れ防止用のポールが設置されています。台車は1800系廃車発生品です。
111は両運転台の救援車で淀車庫に配置されています。車体の造りは101
を両運転台にしたものです。大型資材扉は京都側にあり、大阪側は3枚窓の通常
形になっています。台車は1800系の廃車発生品です。111はTc車のため
他の電動車に牽引されることになり、引き通しの切り替えスイッチをもっていま
す。しかし、現在HSC制動車で前面にジャンパをもっているのは2600系だ
けなので、必然的に2600系のみと連結運転可能ということになります。
現状: 101+151の編成は、月2回程度バキュームカーをのせ、大阪地下線の汚
水槽の清掃作業に使用されています。また寝屋川車庫内の固定式洗車機のブラシ
交換時の足場にも使われています。
111は淀車庫に配置されていますが、動くのは定期検査で寝屋川工場に回送
されるときだけという状態です。
8.3 構内入換車 #64
形態:12m級・半鋼製車体
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| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| 片 □目□□ 片 □目□ 片 | 目はガラリ窓
| 開 MG |
| 開.――――――――――――.開 |
 ̄ ̄ ● ● MC・CP ● ●  ̄ ̄
先頭形状:3枚窓切妻 非貫通 左窓下に丸シールドビーム 1灯
側窓寸法:700mm×高850mm Hゴム固定
引戸寸法:幅950mm×高2050mm 2枚重ね片開き
主電動機:直流直巻 600V 45kW×4 4SP接続 歯車比 2.95
駆動装置:つり掛式駆動
制御装置:電動カム軸式 抵抗制御・直並列制御 4M1C
制動装置:SME 非常直通式空気ブレーキ
台 車:軸バネ軸箱守式 枕バネ板バネ ブリル27E1
製造:昭和18年(1943) 東洋機械興業
両数:1両
経歴: 大津線80形の増備にともない廃車となった大津線70形72で、ほぼ原型の
まま守口工場で構内入換車となりました。工場の寝屋川への移転にともなって寝
屋川車庫へ移転し、出場検査時の電源車としても使用するため、140kVAの
MGを車内に搭載しています。昇圧に際しては、このMGの出力を整流器で直流
にし、これを電源として走行するように改造されました。
72のルーツをさらに遡ると、京阪線1形に行き当たります。明治43年(1910)
に1形32として製造されましたが、大正11年(1922)に32の機器流用の上、
改造名義で100形128として藤永田で代替新造されました。その後、大津線
輸送力増強のため100形を改造して大津線に移管することになり、50形によ
く似た車体を新製し70形となったのです。72は昭和23年(1948)に竣工し、
昭和24年8月(1949)におこった四宮車庫火災では、東洋機械興業に入場中で火
災を免れて無事大津線で活躍し、80形の増備のため昭和42年(1967)に廃車と
なりました。
特徴: 車体は前面および扉付近に70形の面影を残しています。前面中央窓はアルミ
固定窓になり、両側窓はHゴム支持の固定窓になっています。標識灯は形・位置
とも原形のままで、左上と右下の配置です。原形でポールのレトリーバのついて
いた位置にシールドビームが付けられています。側窓の部分は2段窓でしたが、
1段窓Hゴム支持化され、一部埋められたり通風ガラリが設けられ、中央部には
外吊り扉を設けるなどの改造を受けており、旅客車時代の外観から大きく変化し
ています。塗色は濃緑に細い黄色の帯、前面は黄色の警戒色模様になっており、
パンタグラフを2基備えているため機関車のようなイメージです。ただし、大阪
側のパンタは集電用でなく、車庫内の架線研磨用です。
走り装置については、1形当時に装備された主電動機DK−9Cと台車ブリル
27E1が、今も現役で使用されています。制御装置は電空単位スイッチ式の半
直接式制御という珍しいものでしたが、昇圧改造時に大津線260形の廃車発生
品EC260に取り替えられました。大津線で使用時は連結器はなく、排障器お
よびドアと連動の折り畳みステップがついていましたが、入換車となって自動連
結器を装備、排障器は撤去され、ステップは下げた状態で固定されています。
現状: 寝屋川車庫内で入場車の入れ換えに現役で活躍中です。本線電車に乗って車庫
の高架線を通るとき、検車庫のあたりに見かけることができます。
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私鉄車両探訪 京阪詳細編 鋼索線・貨車 NBC016Q32 (ヤマ)